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正眼短期大学より、皆様へ
元気になれる禅語をお届けいたします。
 
一滴の水がやがて大河になるように、
禅のおしえのひとひらが、皆様の心に元気を運んで行きますように。
(禅語解説 山川宗玄 学長)
 

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(4)春暖歌声滑
2017-04-25
 
鶯逢春暖歌声滑
人遭時平笑瞼開
 
鶯は春暖に逢うて歌声滑らかに/人は時平に遭うて笑瞼開く(槐安国語より)
 
ー冬越えてこそー
 
春のはじめは鶯の鳴き声もたどたどしいが、暖かくなるにつれ、滑らかな「ホーホケキョ」が聞こえるようになる。
人もまた、穏やかな日々の中では自然と笑みが浮かぶもの。
季節に寄り添い、心を平静に、毎日を笑って過ごしたいものです。
 
忘れてならないのは、「ホーホケキョ」はトレーニングの成果だということ。
本能といえども、何の努力もせず、あのように滑らかには歌えないのです。
人ならば、尚更。
「遭う」は思いがけずにでくわすという字。
日々の”務め”を積み重ねて、ある時気づけば、ありがたくも「時平」であるのでしょう。
 
ところで、正眼短大には歌声(うたごえ)は響いていませんが、お経の声は聞こえてきます。
2回生ともなれば、なかなか頼もしいものです。
 
 
 
 
(3) 冷暖自知
2017-03-31
冷暖自知
れいだんじち
ー やってみなくちゃ、わからない! ー
 
目の前にある水が、冷たいか温かいかは、飲んでみれば分かる、という言葉。
 
夏の暑い日、おいしそうに水を飲んでいる人がいる。
その水は、よく冷えているに違いないと想像する。
でも実際は、冷房で冷え切った人が、お湯を飲んでホッとしたところかもしれない。
いや、湯ではなく、酒かもしれないゾ。
 
同じことでも、人によって受け取り方は様々。
ひとりの人間でも、体調や気分、何かの事情で感じ方は変わる。
 
誰かにまかせきりにしたり、「こうだろう」と決めつけていたりすると、
真実を見逃すおそれあり。
挑戦してはじめて、自分のものになる。
「熱すぎて飲めない」ように見えたお茶も、案外飲み頃だったりする。
どうも人生、食わず(飲まず)嫌いなことが多くはないか。
 
 
 
(2) 照顧脚下
2017-03-09
照顧脚下 (又は、脚下照顧)
しょうこきゃっか
ー まずは足元を ー
 
寺の玄関にはよく書かれている言葉です。
足元を見てごらんなさい。履き物を揃えましたか?
と注意を促しています。
 
まずは自分の足元を整えること。
(そして、ちょっと隣の履き物もそろえてあげる。)
玄関は出発点であり、帰り着く場所でもあり、家の顔でもあります。
 
これからどこで何を成すにしても、まず自分自身の心をきちんと整えることが肝心。
靴をそろえる、まことに小さなことだが、 大切なことです。
 
 
 
(1) 曹源の一滴水
2017-01-31
曹源の一滴水
そうげんのいってきすい
ー 伝えたいこと ー
 
たった一滴の水でも、途切れることなく注げばいつか小川となり、やがて大河となります。
中国禅の第6祖・慧能禅師が新しき教えを説いた曹渓を水源とする川の水を、曹源といいます。
「曹源の一滴水」とは、慧能の禅が世の中に広がっていくという意味。
 
どうしても伝えたい、そして受け取ってほしい、大切なこと。
あなたの中にもそんな一滴はありませんか?
 
 * * * * *
 
この言葉をもじって、このブログのタイトルは「正眼の一滴」としました。
正眼から、皆様の心の中に、
一滴一滴のこのあたたかな流れが広がっていくことを願います。
 
<<学校法人正眼短期大学>> 〒505-0008 岐阜県美濃加茂市伊深町876-10 TEL:0574-29-1372 FAX:0574-29-1320