修学支援
履修相談については、主に教務部の教職員が連携して行う。専任教員による担任制をとり、教員が少人数の学生に対して修学面での細かな指導をしている。日ごろから面談等を行い、学修意欲や学修状況を把握し、学修意欲が向上するよう指導に心がけている。
授業内容に関しては、担当教員が個別の学生に対して相談に応じる。
また、教員以外の事務職員、寮職員も、学生それぞれに応じた細やかな対応を目指している。
進路選択支援
進学希望者に対しては教務部教職員が、就職希望者に対しては学生部の教職員が、連携して支援を行う。進学希望者には指定校枠への推薦や、受験に関して個別に応じる。
本学学生の傾向として、僧侶を目指す学生が多く、僧堂師家である学長や僧侶資格を持つ教員が面談等で相談に乗り、支援を行う。僧侶を目指す学生には修行体験や、師匠の紹介等も行っている。
このほか、定年退職後に入学した社会人学生には、希望に応じてNPOやボランティアの紹介等、生きがいづくりをサポートしている。
健康支援
保健室と学生相談室を設置、体育館を整備し開放している。
カウンセラー等の専門スタッフは配置しないが、舎監をはじめ教職員全員が、学生一人一人の健康状態や精神状態を見ながら声をかけるなど、学生の心身のケアに配慮している。
食堂では職員による栄養面を熟考した三度の食事が提供されており、教育の一環として修行道場に準じた食事作法を実践している。また、「和の養生学」や「精進料理」の講義もあり、医食同源の考えに基づく食育を試みている。
このほか本学では、精神的・身体的な疾患や障がいを持つ学生を多数受け入れてきたため、瞑想坐禅による心の安定を図るとともに、東洋医学の講義実践等により心身の健康的な生活を支援している。
経済的支援
本学独自の授業料減免の制度を設けるとともに、諸般の事情で授業料が払えない者については、授業料の分割制度を設けている。社会人入試入学者には入学金の半額減免制度と優待制度、指定校推薦入学者には入学金半額、授業料免除の特典を設けている。