正眼らいふ
蓮の植え替え
2023-04-04
「和の養生学」の1回目は毎年、正眼寺にて蓮の植え替えをします。
今年も泥のぬくもりを感じながらの作業です。
授業の履修者に加え、2回生の学生や、正眼寺の雲水さんも一緒です。
夏には境内に彩を添えてくれることでしょう。

令和5年度春学期入学式
2023-04-01
令和5年度春学期入学式が行われ、4名の新入生を迎えることができました。
学長告辞より抜粋してご紹介します。
→ 初代学長・梶浦逸外老師は「日本の戦後復興はここ伊深の地から」という
大きな志で正眼短期大学をつくりました。
「日本一小さい短期大学」の文字通り、この度は少数の入学者ではあるけれど、
今また混沌の中にある日本を復興させよう、
日本のみでなく世界、地球を復興させよう、
自分こそがこの世の中のために力を発揮する、
そういう気概を持って堂々と生きられる人になってください。
また、在校生からの歓迎の辞の中には、
「本日から正眼短大の家族の一員」という言葉がありました。
本学の建学の精神である「行学一体」、
また本学のキーワードのひとつである「大家族」。
新入生の皆さんは少人数で少々心許無いかもしれませんが、
在校生も教職員も仲間ですので、遠慮せず、大いに学校生活を楽しみ、
たくさんのことを学んで行ってほしいと思います。

卒業式です
2023-02-11
令和4年度春学期(第67回)学位授与式が挙行されました。
寒さもややゆるみ、きれいな青空のもと、6名のご卒業をお祝いできました。
6名とはいえ、2年間の寮生活をされた方、長期履修で通学された方、
また進路も僧堂掛搭、ご住職、社会貢献と様々です。
見送る教職員としてはあっという間に卒業しちゃうなあと感じますが、
学生の皆さんはどうでしょうか。
何かの折には(何もなくても)学校を訪ねて近況報告などしていただけたら嬉しく思います。
* * *
本学卒業生の篠田泰之さんが2020年に『音吉伝』(新葉館出版)を出版されました。
その山本音吉(ジョン・M・オトソン)に触れての理事長告辞をご紹介します。
一介の漁師に過ぎなかった音吉は日本のためにはたらき、日本を救いました。
それは、ついに日本に帰れなかったけれど、日本を愛していたからです。
こういう人が、音吉だけでなく、鎖国の時代にもたくさんいたのです。
正眼短大はおそらく日本一小さい短大です。
しかしその志は大きく、「日本の復興は伊深の地から」と開学しました。
学生の皆さんはその志を受け継ぎ、確かなものにして卒業していただきたい。
人としてこの国に、また世界と、どう関わるか。
大きな話でなくても、それぞれの分野で、
自分ができること、どう生きるのかを自主的・主体的に考え、
時代に翻弄されることなく、「行学一体」で学んだことに自信を持って歩んでください。
* * *
卒業式では開山諷経、学位記授与、送辞答辞、校歌斉唱等、毎回同じように行います。
ですが、やはりその時の在学生によって式の雰囲気も変わってくるので不思議です。
今回の在学生送辞は素敵でした。
※写真 左から
開山諷経(般若心経)
一人ずつ登壇して学長から学位記授与
全員で記念撮影…の前にガヤガヤと並んでいるところ

成道会がありました
2022-12-14
本日、成道会(じょうどうえ)が行われました。
お釈迦様は何年にもわたる大変な苦行を経て、琴の音を聞いた時に、
弦はゆるんでいては音が鳴らないが、強く張りすぎると切れてしまう。
人間もほどほどが良いのだ、と苦行をやめたそうです。
(すごく大雑把に書いてしまってすみません。)
そして菩提樹の下で坐禅をし、12月8日の朝、お悟りを得られました。
私たちの大半はおそらく、骨と皮だけになるような苦しい修行をしたくないですし、
たとえ同じことをしても大宇宙の真理に気付くことは難しいと思います。
ですが、お釈迦様の説かれたことは今に残っていますので、
ありがたく頂戴することと致しましょう。
まずは「無理をしすぎず、ほどほどに」。

和の養生学 お粥作り
2022-11-15
11月1日、和の養生学の授業での、お粥作りです。
ナツメ、ハスの実、クコの実など、
2種類ずつの食材を入れたお粥を3種類作りました。
真っ白のお粥も良いですが、
赤や緑があると彩も味も栄養も、よりパワーアップです。
禅のお寺では朝食を「粥座」(しゅくざ)と言い、お粥を食べます。
皆様も、アレンジ粥の朝食を試してみてはいかがですか?
「和の養生学」は、
日本の伝統食と文化の素晴らしさを、東洋医学の陰陽五行論を基に再認識し、
感謝し、実行できるようにする
という授業です。
いろいろ珍しい食材に出会えて、おいしくで体にもいい授業です。
(もちろん、講義もあります。大事です。)
