正眼らいふ
雪安居がおわりました!
2021-02-01
11月から始まった、寒い雪安居も今日でおわり。
正眼寺では、安居中の最後の提唱「講了」が行われました。
今日のテーマは、『禅関策進』の「天真毒峰善禅師」と「空谷隆禅師」の示衆でした。
先日、学長の提唱の筆記テストも、この書物の中からでました。
この書物は、中国の数々の祖師かたが、自らの修行中のゆきづまった段階で、
どう自分を励まし、乗り越えていったかの、ダイジェスト版であります。
短大生など、まだ僧堂修行を経験していない者にとっては、難しくかつ重いテーマであります。
短い時間でありますが、正眼寺本堂には太陽の光が入ってきます。
いつもは開け放してある本堂南の障子はしまっていて、日光がはいってきません。
あまりにも寒いので、提唱、施餓鬼と続くあいまに、短大生みんなでひなたぼっこしました

この時ほど太陽のありがたみを知る心地はなかなかないですね笑
明日から、秋学期の定期試験がはじまります


美濃加茂セミナー
2021-01-23
今年最後の美濃加茂セミナーが行われました
コロナ禍で、岐阜県は緊急事態宣言のまっただなかでしたが、
検温、マスク、アルコール消毒、換気など万全の対策で行われました。
さすがに、人数もいつもよりすくなめではありました。
コロナ以上に怖いのが、人々のこころの荒廃ぶり。
誰もが、生活が制限されて、ギスギスしています。
正眼寺は、1月15日から22日まで不眠不休の臘八接心を終えたばかり。
通常、接心明けである本日くらいは、学長老大師には、
ゆっくりしていただきたく思うのですが、
こんな時でも、精力的に、そして少しでも皆さまに佛法を伝えたい という思いで
講義してくださいました

こうした熱い思いは、宗教者のつとめ という言葉で、
講義のなかで何回かふれられましたが、
伊深の地から、いろいろ発信してまいります。
来年度(令和3年度)のセミナーは、東京、名古屋は休止、
美濃加茂と岐阜に集約して行います!
ぜひ足を運んでくださいまし。
次回4月24日(土)、美濃加茂セミナーです。
あたたかくなったころ、またお会いしましょう


卒論発表会
2021-01-13
半年に一回の卒論発表会。
今回は4人の方が対象者です。
それぞれテーマは、
「法句経第160偈をもとに、禅のことばから暮らしを考える」
「僧侶としての第二の人生の生き方」
「茶の湯と禅の心」
「食が教える理(ことわり)」
それぞれ力作ぞろいでありました

卒業研究への取り組み方は、千差万別。
全国をまたにかけて、人にインタビューをしに行った人もいれば、
今まで人生で触れてきた多くの本と格闘したり、
情報機器を駆使したり、また、実践重視で、料理のパフォーマンスも含めたり。
学業だけでなく、実践を重視するのが本学のスローガンであります

「行学一体」
なかなか難しいのですがね~~~


今年も味噌の季節が。
2021-01-12
和の養生学の授業では、今年も味噌づくりが行われました。
このブログを少し遡れば、昨年の味噌づくりの記事が出てきてしまうという更新の少なさ…
もう少し頑張ります。
昨年は悉唎悉唎(しりしりー)蘇嚧蘇嚧(すりょすりょー)と
大悲咒に合わせて混ぜ合わされていた、大豆と麹と塩。
今年は更に楽しそうで、元気の良い味噌ができそうです 

講義内容によると、
味噌(大豆)には抗がん作用があり、良質な栄養源として消化吸収も良く、
体の抵抗力を高めるそうです。
逞しく進化を遂げるウイルスに対抗するためにも、
おいしい味噌を食べましょう!
【写真】左から
・お団子づくりの雰囲気です。楽しそう。
・水分を加える。黒豆の煮汁だそうです。
・味噌団子をそっと桶へ…(投げ入れて空気を抜くのでは??)
本日の記事は職員・モ/食べ物ばっかり(--;

草鞋作り
2020-12-10
今日の作務の授業は草鞋作りでした。
素材は丈夫なビニール紐です。わらではありません。
雨の日でも大丈夫。
足の指に引っ掛けて編むので、みんな丸っこい姿勢になっていました。
出来上がっても小さくて履けなかったり、
途中で足がつったり、
盛り上がっていました。
90分の授業時間では、1足仕上げられるかどうかですが、
それぞれ履き心地の良い草履を目指して頑張りました 

ところで、草履と草鞋はどう違うのでしょうか…どなたか教えてください。
シラバスには「わらじ作り」となっていたので、今日作っていたのは草鞋ですね。
草鞋という字、なんだかカエルっぽい感じがして楽しいです。
(職員・モ)
