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zengo blog

(5)薫風自南来

2017-06-19
 
薫風自南来  殿閣生微涼
薫風(くんぷう)南より来たる
殿閣(でんかく)微涼(びりょう)を生ず 〔圜悟語録〕
 
 ー風はどこからー
 
爽やかな風が初夏の気配を運んで来て、思わず顔をあげる。
そんな気持ちよい風を「薫風」と言います。
 
梅雨。
降らねば一大事、とはいえ日本中がじめじめとして憂鬱な季節です。
そんな季節に「薫風」など、どこにあるものか?
 
いいえ、吹いているのです。
あなたの心の中に。いつでも。
 
凍える日も、炎暑にも、花粉まみれの日でさえも、
気持ちひとつで新しい風を生むことができる。
こころを開けば、堅苦しい殿閣にも、涼風が生まれる。
さあ、顔をあげて、風の薫りを感じてみよう。
 
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